入院バッグに本当に必要なもの — 助産師のリアルなアドバイス

この記事の目次
  1. 入院バッグの準備、いつまでに?
  2. 陣痛バッグと入院バッグの違い
  3. 陣痛バッグに入れるもの
  4. 入院バッグに入れるもの
  5. 施設で用意してくれるものを事前確認
  6. 意外といらなかったもの
  7. パートナーへのお願い
  8. まとめ

入院バッグの準備、いつまでに?

出産の入院準備は、妊娠34〜35週頃までに済ませておくのがおすすめです。予定日より早くお産が始まることもありますし、いつ陣痛が来ても慌てないように早めの準備が安心です。

ポイントは、「陣痛バッグ」と「入院バッグ」の2つに分けておくことです。

陣痛バッグと入院バッグの違い

陣痛バッグ

陣痛が来たときに自分で持っていくバッグです。最低限のものだけを入れ、片手でも持てるサイズにしましょう。

入院バッグ

産後の入院生活で使うものを入れたバッグです。こちらはあとからパートナーや家族に持ってきてもらうこともできるので、少し大きくてもOKです。

陣痛バッグに入れるもの

必須のもの

  • 母子健康手帳
  • 健康保険証
  • 診察券
  • 印鑑(入院手続きに必要な場合あり)
  • スマートフォン&充電器 — 陣痛アプリ、連絡手段、時計として使います
  • 飲み物(ペットボトル+ストロー付きキャップ) — 陣痛中は起き上がって飲むのが大変。ストロー付きキャップがあると横になったまま飲めます
  • 軽食(ゼリー飲料、おにぎり等) — お産は体力勝負。食べられるタイミングで少しずつ補給を
  • フェイスタオル — 汗を拭いたり、握りしめたり
  • リップクリーム — 陣痛中は口呼吸になりやすく唇が乾燥します
  • ヘアゴム(髪が長い方) — 汗で髪が張り付くのを防ぎます

あると便利なもの

  • テニスボールやゴルフボール — 腰やお尻を押してもらうときに使えます
  • うちわや小型扇風機 — 陣痛中は暑く感じることが多いです
  • カイロ — 逆に腰を温めると楽になる方も
  • 靴下 — 足元が冷える場合に
  • イヤホン — 音楽やリラクゼーション音源を聴きたい方に

入院バッグに入れるもの

ママ用

  • 前開きパジャマ 2〜3枚 — 授乳しやすい前開きタイプを。汗や母乳で汚れるので替えがあると安心
  • 授乳用ブラまたはカップ付きキャミソール — ワイヤー入りのブラは避けましょう
  • 産褥ショーツ 3〜4枚 — クロッチ部分が開くタイプで、横になったまま診察やパッド交換ができます
  • 産褥パッド — 施設で用意されることが多いですが、足りなくなることも。夜用ナプキンでも代用可
  • 母乳パッド — 産後すぐは必要ないことも多いですが、念のため
  • 洗面用具(歯ブラシ、洗顔、基礎化粧品)
  • タオル類(バスタオル2枚、フェイスタオル3〜4枚)
  • 退院時の服 — お腹がすぐには戻らないので、妊娠中の服が安心
  • ビニール袋 — 汚れ物を入れるのに何枚か
  • 円座クッション — 会陰の傷が痛いときに座るのが楽に(施設にある場合も)

赤ちゃん用

  • 退院時の肌着とベビー服 — 季節に合ったもの。短肌着+コンビ肌着+カバーオールが基本
  • おくるみまたはバスタオル — 退院時に赤ちゃんを包みます
  • 紙おむつ — 新生児用。施設で用意されることが多いです
  • チャイルドシート — 車で帰る場合は必須。退院日までに車に設置しておきましょう

その他

  • 入院費用の準備(現金やクレジットカード)
  • 退院時の書類関係(施設から説明があります)

施設で用意してくれるものを事前確認

ここが大事なポイントです。産院によって用意してくれるものが大きく異なります

たとえば、以下のようなものは施設で準備してくれることが多いです。

  • 産褥パッド
  • 授乳クッション
  • おむつ・おしりふき
  • ベビー服(入院中のもの)
  • 産褥ショーツ(1枚)
  • バスタオル

事前に施設からもらう入院案内をよく確認し、ダブらないように準備しましょう。

意外といらなかったもの

先輩ママからよく聞く「持っていったけど使わなかった」ものです。

  • たくさんの本や雑誌 — 産後は疲れていて読む余裕がないことが多い
  • 赤ちゃん用の着替えをたくさん — 入院中は施設の服で過ごすことがほとんど
  • 高価なパジャマ — 汗や母乳で汚れるので、洗い替えしやすいもので十分
  • 大量のお菓子 — 少しあると気分転換になりますが、食事が出るので控えめに

パートナーへのお願い

陣痛が始まったとき、自分は陣痛バッグだけ持って病院に向かい、入院バッグはあとから持ってきてもらう——というパターンが多いです。

パートナーに以下を事前に共有しておくとスムーズです。

  • 入院バッグの置き場所
  • バッグの中身の説明(何がどこに入っているか)
  • 施設の場所と駐車場情報
  • 面会のルール

まとめ

入院バッグの準備は「完璧」を目指さなくて大丈夫です。最悪、売店やコンビニで買えるものも多いです。大切なのは、母子手帳・保険証・スマホ・充電器。これさえあれば何とかなります。

早めに準備しておくことで気持ちの余裕が生まれ、「いつ来ても大丈夫」という安心感につながりますよ。

陣痛の始まりと病院に行くタイミングや、パートナーの方は立ち会い出産ガイドもあわせて確認しておくと安心です。